どうも人間として生きる才能がないようだ

アスペルガーの就職活動日記〜果たして自立できるのか?〜

怒ること/フラッシュバックについて

ASDの特性について「攻撃性がある、怒りっぽい」との表記をよく目にします。
それも、突然癇癪を起こすような性質の悪い怒り方。

つまりは、己の領域内に侵入してきた或いは規律を破る他者に対して
感情が爆発し一気に言葉で捲したてるような傾向にあるようです。
要は防衛本能の一種で条件で発動しているようです。


彼らの気持ちがよく分かる一方で、私には怒りの感情がありません。
一瞬だけ怒ったり、納得いかなくてカチンと来ることはあります。

が、恐らく生きてきた中で一度も爆発するような怒り方はしたことはないです。

怒り方を知らないということもあります。
私の周囲で怒ったり暴力を振るう人を見たことがありません。
テレビでもそういったシーンが苦手で、途端に虚構めいて見えるので

「怒りのポーズ」は理解できても「心の底から我を忘れて怒り狂う」を体感したことがないのです。





「フラッシュバック」

よく漫画の表現で見かけるように過去にあった嫌なことを思い出してしまい
頭の中で記憶が色鮮やかに蘇りコントロールが効かなくなってしまう症状。

これについても、私は経験がありません。
嫌な思い出をありのまま新鮮な状態で引き出すことは可能ですし、
一度スイッチを入れると蛇口をひねったかのように
次から次へと記憶から言葉へと溢れ出ることはあります。
止まらなくなることはあっても、怒りに結びつくことはありません。



フラッシュバックを持つ方の話を聞くことができました。
どうやら、人格否定や抑圧を受けることでフラッシュバックという形で
いつまでも脳の中に残ってしまうようです。



私の場合、仕事で忙しいネグレスト気味の父と母の元で育ち
「抑圧」とは無関係の環境で生育しました。

言ってしまえば両親は子供に「無関心」で、
どんなに部活を頑張っても試合に来てくれることはなかったし
テストで良い結果を残しても対価としてゲームを買ってくれるだけで
そこに褒められた言葉の記憶はないです。


ただ、その放任主義のもと私は強いコンプレックスやトラウマを
持つことなく、歪むことなく大人になったのだと思いました。



唯一、絵が下手だねって言われたことは今でも覚えてます。
ほんとにそれだけです。
絵に関してもスケッチや写生大会で毎回必ず賞は取ってたので
コンプレックスを感じる必要はないのですが、今でも心に残っています。


さらに言うと、私の書く文字は壊滅的に下手です。見せたくありません。
それでも誰にも指摘されたことがないせいか、
文字より絵の方が苦手意識が強いです。


他者評価に影響されやすい感受性の強い私の性格上、
人格否定を受け続けていたら間違いなく精神不安を抱えていたでしょう。


そうならなかったのは、やはり親や、周囲がのびのびと私を認めてくれていた
おかげにあったので、その点については非常に運に恵まれていました。